東方星蓮船・聖地巡礼っぽいもの
夏も終わりの日曜日ということで、少し遠出して散歩など。今回も例によって主目的は15年来の趣味たる城巡り…… ですが、副次的という建前のもと、東方星蓮船のストーリーのモチーフと思われる場所にも行ってみようかと。 ……どう考えてもそっちがメインだろ? さあ?
…まだ委託開始どころかコミケ終了から一週間しか経っていませんが、思い立ったが吉日というか時期を待っていたらそのうちめんどくさくなって結局行かないうちに終わりそうだったので、敢えて。いいじゃないですか、私自身はもう少なくともNormalではクリアできたんですから。
そんなわけで、以下は重大にネタばれかもしれないので見たい人だけ見てください。
参考:東方星蓮船 - 東方元ネタWiki
エクストラ:東方星蓮船聖地巡礼っぽいもの・エクストラ編
さて、今回の話の大筋のモチーフは、キャラ設定などを見る限り(というか倉が飛んでる時点で)かなり直球で信貴山縁起からきてるっぽいです。
信貴山縁起 - Wikipedia
国宝 紙本著色(しほんちょしょく)信貴山縁起(しぎさんえんぎ)[信貴山縁起絵巻]
つまり、行くならば目的地は信貴山朝護孫子寺、すなわち大和信貴山城跡。生前の事跡から最期の死に様まで日本史上有数レベル(いろんな意味でな)のステキジジイ、松永久秀終焉の地であります。
朝護孫子寺 - Wikipedia
信貴山城 - Wikipedia
私の本拠地である京都からだと近いようで微妙に遠いことと、ぱっと見で目立つようなものが残ってる場所ではなさそうっぽかったので今まで訪れていませんでしたが、これを機にレッツゴー、ということで本日行ってきた次第なのでした。

ルートはいくつかあるでしょうが、今回取ったのは近鉄信貴線で信貴山口駅まで→ケーブルカー(540円)→バス(240円)。

その理由はケーブルカーに乗りたかったから。実にわかりやすく子供じみていますね。信貴山は後述の通り虎にゆかりの寺ということで、ケーブルカーにも虎の絵が。

この階段状のホームと車両、なんかワクワクしてしまいます。ええもう子供ですから。
ケーブルカーでしばらく登った後は連絡しているバスで門前町まで。この時点で結構山の上なのですが、温泉やら観光ホテルやら、なんというかいい感じに鄙びた二昔ほど前の保養地といった風情です。 ……いい感じかそれ?

行政的には奈良県、歴史的にも河和国境ということで、あいつの姿も。

寺の前に横たわる池(というか小規模なダム湖程度の大きさはあるような)にかかる橋、開運橋。ここにもやっぱり虎。そしてこの橋、何気に登録有形文化財だったりします。

橋の上から。

参道。晴れた8月の日曜だから当たり前かもしれませんが、参拝客はそれなりに。年配の人多めですがハイキング感覚の親子連れなんかも。

しばらく歩くと見えてくる本堂。

そして、巨大張り子の虎。世界一福寅、らしいですがそもそも世界中にいるんでしょうか対抗馬(笑)。
なお、この寺は物部守屋との戦に臨む聖徳太子の前に、寅の年、寅の日、寅の刻に毘沙門天が現れてその加護により戦に勝ったことから建てられたという伝承があり、それにちなんでこれだけ虎だらけだったりします。5ボスのあの人があんな感じなのはそういうところに由来しているのでしょう。 あと、中国の方では鼠も毘沙門天の使いということにされているっぽいので、1ボスの同志閣下はそれ由来なのかなあ、とも。鼠が使いといえばむしろ大黒天な気もしますが、実際のところ何に由来してるかなんてそんなもの私が知るはずはありません。ま、まあ、世の中には毘沙門天・大黒天・弁財天が合体した三面像なんていうお前どこのロマンシングなラスボス? みたいな像もあるらしいので、あまり細かいことを気にしても無意味、なのでしょう。
あ、ついでにこの張り子の虎、機力でうぃんうぃんと動きます。ってそれもはや張り子じゃねえ!

赤門。

上で述べたような伝承があるので、聖徳太子バトルモードの像なども。
さて、本堂の方に向かう前に、ちょっと寄り道。

門を入って左手の方の横道にある、簡易四国八十八箇所霊場(これ自体は結構どこにでもありますな)の奥にある、命蓮上人塚。

町指定 命 蓮(みょうれん) 墓
そう、6ボスのあの人の弟君の墓とも伝えられる塚。思いっきり実在の人物がモチーフに使われてるんですよね、今回。
平群町のサイトによると室町後期には整備されていたか、と。今はやたらめったら建物が建っている寺域の中では外れのひっそりした場所と化しています。
…実はこの塚の周りにも墓とか塔っぽいものもあったりして、そっちはうっかり写真を撮ってないのですが、まさかあの中に6ボス弟どころか6ボスその人のものがあったりしないよな… もしあるようなら、次行く人、それもよろしくお願いします。

写真の番号的に塚のあたりからみた本堂っぽい。この後、本堂の方へ。

途中のお守り屋で見かけた張り紙。いつもガッツが足りないサッカー選手のあの人にでも差し入れたいですな。

ここにもティーゲル、いたるところにティーゲル。

本堂。昭和26年に豊臣秀頼が寄進した本堂が焼けて昭和33年に復興ということで、歴史的価値という点ではそれほどでもないのかなあと。というか、

このように全山隙間なく建物に覆われていますが、結構どれも新しめ、ぶっちゃけていえばコンクリ作り多めです。寄進の灯篭・鳥居・幡類もこれまた隙間なく立ち並んでいたので、かなり儲かっている寺なのでしょう、たぶん(笑)。それらのことが悪いなんていう気は全然まったくなかったりするんですけどね、個人的には。
さておき、本堂には当たり前といえば当たり前ですが絵馬掛があります。これまた当たり前ですが、まだ発表から一週間しか経っていない上に地理的にも「交通便利といえば便利だがふらっと行けるかというとちょっと」程度の場所に位置していますので、いわゆる痛絵馬の類は確認できず。

…しかし、虎つながりということで既に別の何かが全面的に侵食しています(笑)。あの球団の選手たちも必勝祈願に訪れているそうです。私も口ではダメだダメだと言いながらそれでも仄かすぎる希望を見捨てきってはいない一ファンとして、奇跡の連勝でのクライマックスシリーズ滑り込みを祈願……
……でもなあ、なんかの間違いで3位に滑り込んでも、たぶん2位が中日だったらさっくり返り討ちにされるんだろうなあ… 巨人相手ならまだ付け入るすきがなくはないような気もしなくもないのですが、中日相手で短期決戦だとどうにもならないようにしか思えない……
なお、痛絵馬に関しては私個人としては積極的に非難する気はさらさらありませんが、寺社側が困惑してるところを押し切ってまで敢行することに賛成するということもまたない、程度の立ち位置です。護国神社とかのややこしいところは定型的にやめといた方がいいんじゃないかな、とは思いつつ、外野でぶーぶー言ってる人には「江戸時代以前発祥の民間信仰(どこそこのお地蔵さんで何が治るとかそういうの)の中にも大概しょーもないいわれが原因のものがあるけれど、それと何がどう違うの?」と言いたくなる程度、というか。そこのところはご了承願います。
…え? 痛絵馬に対して好意的中立気取りだけど聖地巡礼の時点でもう既にアウト? だから今回はあくまで城巡りのついでだっつう建前だって言ってるじゃん(建前なのは認めるのな)。

閑話休題、凹む気分を癒すべく本堂からの眺望。奈良方面?
なお、本堂横には霊宝館があり、国宝信貴山縁起絵巻…… の複製などが展示してあります(実物は奈良国立博物館)。鉢が下から倉(校倉造りっぽい:故に破片の木片が飛び散るのが成立するんですね)を支えて空を飛んでる絵面のシュールさとか人々の表情が素敵。
しかし、立ち絵では一体何が書いてあるかわからない6ボスの人が持ってる巻物ですが、実はこの絵巻だったりしたらと思うと笑えますよね。「読書してるよ読書! ほら!」と言って自慢げに見せてくる本が漫画かラノベだった、的な(笑)。
あ、尼君の巻には主人公だけあって6ボスの人の真の姿がたっぷり描かれていますが…… ま、まあ、「若返る」前のお姿ですから…… つうか妖怪大行進だから仕方ないとはいえ、東方ってババァキャラ多いですよね? ……おや、こんな時間に宅配び(略。
他に収められているものの中で興味を惹かれたのは楠正成所要の太刀・兜、正成寄進の菊水旌旗、松永久秀の文書といったところ。

多宝塔。これも見た感じ新しめなので同志ナズーリンとは……というか、毘沙門天は基本小さな宝塔を手に持ってるものらしいので同志が探していたのはそっちでしょう。なお、そういえば本堂の毘沙門天は撮影禁止だったので撮影してません、あしからず。
この後は本日の主目的、山頂の信貴山城跡の方に向かいます。といっても山頂にも空鉢堂なるお堂があり、そこへの参道を登るのですが。

空鉢堂には本堂あたりからこのポットで水汲んでいってお供えするっぽい。

山頂への道は鳥居がびっしり(伏見稲荷ほどではないですが:当たり前か)並んだ山道を20分…… 若くて元気な人なら15分ほど。 ……私? 私はもちろん若い(よね?)ですし、今年前半には一日10キロ以上歩いていた時期があったりコミケでの戦闘態勢からまだ間がなかったりもするわけで、なんとか15分ちょっとで登りきりましたよ? ………ちょっと最初飛ばしすぎて、山頂に着いた時は足元ふらふら手すりに依存、いちびって水なんていう重量物わざわざ運んでくるんじゃなかったと後悔しながらの到着でしたが…

山頂から一段下がったところにひっそりと立っている信貴山城跡の碑。この山が城跡であると明示的に示している構造物は、これと横の案内版だけ。日本史上稀にみる迷場面の舞台となった城なだけにもう少し整備されていてもいいんじゃないかなあという気もしますが、そもそもその場面って城(も)吹っ飛ばす(城自体はたぶん炎上ですが)ことで成立してますからねえ。なにも残ってないしむしろ残さないのはある種の正解かもしれません、この城に限っていえば。

とりあえず、碑の周り探索は置いておいて山頂へ。この拝殿とその後ろの石積みのあたりが信貴山城天守閣跡、か。すなわち、日本史上有数の梟雄、松永弾正久秀がこればかりは信長に渡すまいと平蜘蛛茶釜に火薬詰め込んでもろともに爆死した(茶釜とは関係ない単なる爆死説やそもそも爆死してないなどの他の説もありますがここではこの説、というか逸話をとります。なぜならばそれが一番面白いから)、その場所。いやもう大好きなんですけどね、松永弾正。日本史に現れる初の爆死者(そもそも他にいないってそんなに。満州の張さんはあくまで爆殺で他殺だし)というインパクトにそこに至るまでのはっちゃけ人生、でも実は意外と教養人で美男子で名君でもあるというある意味完璧っぷり。彼になら暗殺されても……
それは困りますしそもそも暗殺する価値ないっすね私には。

弾正爆死ん地からの眺め。彼もこんな爽やかな風景を眺めながら、燃える天守の中で導火線に火をつけた… のかもしれません。全然爽やかじゃない光景ですなそれ。

ちなみに空鉢堂に祭ってあるのは竜王ということで、その化身たる蛇の石像が拝殿に置いてあったり、あるいは周囲の小堂の裏にこんな風にこっそり蛇の姿を彫った石が隠してあったり(触ったら御利益があるらしい)します。絵馬掛もあるのですが、そこに描いてあるのも虎じゃなくて龍。
蛇といえばということで、早苗さんの自機昇格フラグは実はこんなところにあったりするのかもしれません。 …ないか。
頂上で一服したことだし、城跡らしき遺構を少しだけ探すことに。曲輪跡や土塁、空堀などが残っている… らしいのですが、全面的に植林されているため素人の私にはさっぱり分からず。もっとも、寺から来る道は実は搦め手で、大手は別ハイキングコース側だったようで、そちらを下って平群駅の方へ向かう道を帰れば、まだ何か痕跡らしきものを見つけられたのかもしれません。
…が、私、うっかり水を入れたポットをしたから持ってきてましたよね。あれ、自分で返却しなくちゃいけないんです。よって別ルートから帰るという選択肢はなし。
…え? 一度返却してからもう一遍登って別口で下りればいいじゃない? 殺す気ですか?

というわけで、唯一はっきりと見つけたといえそうな遺構っぽいもの。立入殿屋敷曲輪(左)と松永屋敷曲輪跡…… だと思う……(どこがはっきりやねん)

上右の写真意味とかまったくわからないので補足に横から撮った写真、を載せてもやっぱりわけわかりませんが、
____
|____
こんな風に人為的に作られた平坦地が重なっているんじゃないかなあ、ということで一つ。
もう少し色々探したい気持ちも山々だったのですが、これ以上下りるとまた登るのがしんどいということで捜索を切り上げ、お寺の方へ。あとは素直に来た道を戻って撤収したのでした。
…まだ委託開始どころかコミケ終了から一週間しか経っていませんが、思い立ったが吉日というか時期を待っていたらそのうちめんどくさくなって結局行かないうちに終わりそうだったので、敢えて。いいじゃないですか、私自身はもう少なくともNormalではクリアできたんですから。
そんなわけで、以下は重大にネタばれかもしれないので見たい人だけ見てください。
参考:東方星蓮船 - 東方元ネタWiki
エクストラ:東方星蓮船聖地巡礼っぽいもの・エクストラ編
さて、今回の話の大筋のモチーフは、キャラ設定などを見る限り(というか倉が飛んでる時点で)かなり直球で信貴山縁起からきてるっぽいです。
信貴山縁起 - Wikipedia
国宝 紙本著色(しほんちょしょく)信貴山縁起(しぎさんえんぎ)[信貴山縁起絵巻]
つまり、行くならば目的地は信貴山朝護孫子寺、すなわち大和信貴山城跡。生前の事跡から最期の死に様まで日本史上有数レベル(いろんな意味でな)のステキジジイ、松永久秀終焉の地であります。
朝護孫子寺 - Wikipedia
信貴山城 - Wikipedia
私の本拠地である京都からだと近いようで微妙に遠いことと、ぱっと見で目立つようなものが残ってる場所ではなさそうっぽかったので今まで訪れていませんでしたが、これを機にレッツゴー、ということで本日行ってきた次第なのでした。

ルートはいくつかあるでしょうが、今回取ったのは近鉄信貴線で信貴山口駅まで→ケーブルカー(540円)→バス(240円)。

その理由はケーブルカーに乗りたかったから。実にわかりやすく子供じみていますね。信貴山は後述の通り虎にゆかりの寺ということで、ケーブルカーにも虎の絵が。

この階段状のホームと車両、なんかワクワクしてしまいます。ええもう子供ですから。
ケーブルカーでしばらく登った後は連絡しているバスで門前町まで。この時点で結構山の上なのですが、温泉やら観光ホテルやら、なんというかいい感じに鄙びた二昔ほど前の保養地といった風情です。 ……いい感じかそれ?

行政的には奈良県、歴史的にも河和国境ということで、あいつの姿も。

寺の前に横たわる池(というか小規模なダム湖程度の大きさはあるような)にかかる橋、開運橋。ここにもやっぱり虎。そしてこの橋、何気に登録有形文化財だったりします。

橋の上から。

参道。晴れた8月の日曜だから当たり前かもしれませんが、参拝客はそれなりに。年配の人多めですがハイキング感覚の親子連れなんかも。

しばらく歩くと見えてくる本堂。

そして、巨大張り子の虎。世界一福寅、らしいですがそもそも世界中にいるんでしょうか対抗馬(笑)。
なお、この寺は物部守屋との戦に臨む聖徳太子の前に、寅の年、寅の日、寅の刻に毘沙門天が現れてその加護により戦に勝ったことから建てられたという伝承があり、それにちなんでこれだけ虎だらけだったりします。5ボスのあの人があんな感じなのはそういうところに由来しているのでしょう。 あと、中国の方では鼠も毘沙門天の使いということにされているっぽいので、1ボスの同志閣下はそれ由来なのかなあ、とも。鼠が使いといえばむしろ大黒天な気もしますが、実際のところ何に由来してるかなんてそんなもの私が知るはずはありません。ま、まあ、世の中には毘沙門天・大黒天・弁財天が合体した三面像なんていうお前どこのロマンシングなラスボス? みたいな像もあるらしいので、あまり細かいことを気にしても無意味、なのでしょう。
あ、ついでにこの張り子の虎、機力でうぃんうぃんと動きます。ってそれもはや張り子じゃねえ!

赤門。

上で述べたような伝承があるので、聖徳太子バトルモードの像なども。
さて、本堂の方に向かう前に、ちょっと寄り道。

門を入って左手の方の横道にある、簡易四国八十八箇所霊場(これ自体は結構どこにでもありますな)の奥にある、命蓮上人塚。

町指定 命 蓮(みょうれん) 墓
そう、6ボスのあの人の弟君の墓とも伝えられる塚。思いっきり実在の人物がモチーフに使われてるんですよね、今回。
平群町のサイトによると室町後期には整備されていたか、と。今はやたらめったら建物が建っている寺域の中では外れのひっそりした場所と化しています。
…実はこの塚の周りにも墓とか塔っぽいものもあったりして、そっちはうっかり写真を撮ってないのですが、まさかあの中に6ボス弟どころか6ボスその人のものがあったりしないよな… もしあるようなら、次行く人、それもよろしくお願いします。

写真の番号的に塚のあたりからみた本堂っぽい。この後、本堂の方へ。

途中のお守り屋で見かけた張り紙。いつもガッツが足りないサッカー選手のあの人にでも差し入れたいですな。

ここにもティーゲル、いたるところにティーゲル。

本堂。昭和26年に豊臣秀頼が寄進した本堂が焼けて昭和33年に復興ということで、歴史的価値という点ではそれほどでもないのかなあと。というか、

このように全山隙間なく建物に覆われていますが、結構どれも新しめ、ぶっちゃけていえばコンクリ作り多めです。寄進の灯篭・鳥居・幡類もこれまた隙間なく立ち並んでいたので、かなり儲かっている寺なのでしょう、たぶん(笑)。それらのことが悪いなんていう気は全然まったくなかったりするんですけどね、個人的には。
さておき、本堂には当たり前といえば当たり前ですが絵馬掛があります。これまた当たり前ですが、まだ発表から一週間しか経っていない上に地理的にも「交通便利といえば便利だがふらっと行けるかというとちょっと」程度の場所に位置していますので、いわゆる痛絵馬の類は確認できず。

…しかし、虎つながりということで既に別の何かが全面的に侵食しています(笑)。あの球団の選手たちも必勝祈願に訪れているそうです。私も口ではダメだダメだと言いながらそれでも仄かすぎる希望を見捨てきってはいない一ファンとして、奇跡の連勝でのクライマックスシリーズ滑り込みを祈願……
……でもなあ、なんかの間違いで3位に滑り込んでも、たぶん2位が中日だったらさっくり返り討ちにされるんだろうなあ… 巨人相手ならまだ付け入るすきがなくはないような気もしなくもないのですが、中日相手で短期決戦だとどうにもならないようにしか思えない……
なお、痛絵馬に関しては私個人としては積極的に非難する気はさらさらありませんが、寺社側が困惑してるところを押し切ってまで敢行することに賛成するということもまたない、程度の立ち位置です。護国神社とかのややこしいところは定型的にやめといた方がいいんじゃないかな、とは思いつつ、外野でぶーぶー言ってる人には「江戸時代以前発祥の民間信仰(どこそこのお地蔵さんで何が治るとかそういうの)の中にも大概しょーもないいわれが原因のものがあるけれど、それと何がどう違うの?」と言いたくなる程度、というか。そこのところはご了承願います。
…え? 痛絵馬に対して好意的中立気取りだけど聖地巡礼の時点でもう既にアウト? だから今回はあくまで城巡りのついでだっつう建前だって言ってるじゃん(建前なのは認めるのな)。

閑話休題、凹む気分を癒すべく本堂からの眺望。奈良方面?
なお、本堂横には霊宝館があり、国宝信貴山縁起絵巻…… の複製などが展示してあります(実物は奈良国立博物館)。鉢が下から倉(校倉造りっぽい:故に破片の木片が飛び散るのが成立するんですね)を支えて空を飛んでる絵面のシュールさとか人々の表情が素敵。
しかし、立ち絵では一体何が書いてあるかわからない6ボスの人が持ってる巻物ですが、実はこの絵巻だったりしたらと思うと笑えますよね。「読書してるよ読書! ほら!」と言って自慢げに見せてくる本が漫画かラノベだった、的な(笑)。
あ、尼君の巻には主人公だけあって6ボスの人の真の姿がたっぷり描かれていますが…… ま、まあ、「若返る」前のお姿ですから…… つうか妖怪大行進だから仕方ないとはいえ、東方ってババァキャラ多いですよね? ……おや、こんな時間に宅配び(略。
他に収められているものの中で興味を惹かれたのは楠正成所要の太刀・兜、正成寄進の菊水旌旗、松永久秀の文書といったところ。

多宝塔。これも見た感じ新しめなので同志ナズーリンとは……というか、毘沙門天は基本小さな宝塔を手に持ってるものらしいので同志が探していたのはそっちでしょう。なお、そういえば本堂の毘沙門天は撮影禁止だったので撮影してません、あしからず。
この後は本日の主目的、山頂の信貴山城跡の方に向かいます。といっても山頂にも空鉢堂なるお堂があり、そこへの参道を登るのですが。

空鉢堂には本堂あたりからこのポットで水汲んでいってお供えするっぽい。

山頂への道は鳥居がびっしり(伏見稲荷ほどではないですが:当たり前か)並んだ山道を20分…… 若くて元気な人なら15分ほど。 ……私? 私はもちろん若い(よね?)ですし、今年前半には一日10キロ以上歩いていた時期があったりコミケでの戦闘態勢からまだ間がなかったりもするわけで、なんとか15分ちょっとで登りきりましたよ? ………ちょっと最初飛ばしすぎて、山頂に着いた時は足元ふらふら手すりに依存、いちびって水なんていう重量物わざわざ運んでくるんじゃなかったと後悔しながらの到着でしたが…

山頂から一段下がったところにひっそりと立っている信貴山城跡の碑。この山が城跡であると明示的に示している構造物は、これと横の案内版だけ。日本史上稀にみる迷場面の舞台となった城なだけにもう少し整備されていてもいいんじゃないかなあという気もしますが、そもそもその場面って城(も)吹っ飛ばす(城自体はたぶん炎上ですが)ことで成立してますからねえ。なにも残ってないしむしろ残さないのはある種の正解かもしれません、この城に限っていえば。

とりあえず、碑の周り探索は置いておいて山頂へ。この拝殿とその後ろの石積みのあたりが信貴山城天守閣跡、か。すなわち、日本史上有数の梟雄、松永弾正久秀がこればかりは信長に渡すまいと平蜘蛛茶釜に火薬詰め込んでもろともに爆死した(茶釜とは関係ない単なる爆死説やそもそも爆死してないなどの他の説もありますがここではこの説、というか逸話をとります。なぜならばそれが一番面白いから)、その場所。いやもう大好きなんですけどね、松永弾正。日本史に現れる初の爆死者(そもそも他にいないってそんなに。満州の張さんはあくまで爆殺で他殺だし)というインパクトにそこに至るまでのはっちゃけ人生、でも実は意外と教養人で美男子で名君でもあるというある意味完璧っぷり。彼になら暗殺されても……
それは困りますしそもそも暗殺する価値ないっすね私には。

弾正爆死ん地からの眺め。彼もこんな爽やかな風景を眺めながら、燃える天守の中で導火線に火をつけた… のかもしれません。全然爽やかじゃない光景ですなそれ。

ちなみに空鉢堂に祭ってあるのは竜王ということで、その化身たる蛇の石像が拝殿に置いてあったり、あるいは周囲の小堂の裏にこんな風にこっそり蛇の姿を彫った石が隠してあったり(触ったら御利益があるらしい)します。絵馬掛もあるのですが、そこに描いてあるのも虎じゃなくて龍。
蛇といえばということで、早苗さんの自機昇格フラグは実はこんなところにあったりするのかもしれません。 …ないか。
頂上で一服したことだし、城跡らしき遺構を少しだけ探すことに。曲輪跡や土塁、空堀などが残っている… らしいのですが、全面的に植林されているため素人の私にはさっぱり分からず。もっとも、寺から来る道は実は搦め手で、大手は別ハイキングコース側だったようで、そちらを下って平群駅の方へ向かう道を帰れば、まだ何か痕跡らしきものを見つけられたのかもしれません。
…が、私、うっかり水を入れたポットをしたから持ってきてましたよね。あれ、自分で返却しなくちゃいけないんです。よって別ルートから帰るという選択肢はなし。
…え? 一度返却してからもう一遍登って別口で下りればいいじゃない? 殺す気ですか?

というわけで、唯一はっきりと見つけたといえそうな遺構っぽいもの。立入殿屋敷曲輪(左)と松永屋敷曲輪跡…… だと思う……(どこがはっきりやねん)

上右の写真意味とかまったくわからないので補足に横から撮った写真、を載せてもやっぱりわけわかりませんが、
____
|____
こんな風に人為的に作られた平坦地が重なっているんじゃないかなあ、ということで一つ。
もう少し色々探したい気持ちも山々だったのですが、これ以上下りるとまた登るのがしんどいということで捜索を切り上げ、お寺の方へ。あとは素直に来た道を戻って撤収したのでした。
コメント
信貴山
>信貴山
ogggさん、ありがとうございます。劔鎧堂というと入り口からすぐの脇道のところですね。いよいよありましたかw
さて、本堂の方というとタイガース関連で埋め尽くされたアレのことと思いますが、階段を上って本堂に上がり、舞台の方に行くまでの廊下の壁やや舞台よりにあったと思います。絵馬掛単体で立ってるわけではないのでスルーしてしまわれた、のかもしれません。御参考になりましたら。
さて、本堂の方というとタイガース関連で埋め尽くされたアレのことと思いますが、階段を上って本堂に上がり、舞台の方に行くまでの廊下の壁やや舞台よりにあったと思います。絵馬掛単体で立ってるわけではないのでスルーしてしまわれた、のかもしれません。御参考になりましたら。
続・信貴山
先日はどうも、また参りましたogggと申します。
本日、また参拝して来ました。
前回見忘れていた空鉢堂を見に行ったのですが、そこにある絵馬掛けに東方絵馬がまた一つ。
どうやら8/28に掛けられた様です。
この調子でじわじわ増えていくんでしょうかね。
>タイガース関連で埋め尽くされたアレ
この絵馬掛けなんですが、本日も発見出来なかったので意を決して寺の方にたずねてみた所、「阪神タイガース必勝祈願の絵馬掛けを設置していた」との事でした。
どうやら期間限定だったようです。
あと虎的な絵馬だらけだったのも理由があったのですねw
本日、また参拝して来ました。
前回見忘れていた空鉢堂を見に行ったのですが、そこにある絵馬掛けに東方絵馬がまた一つ。
どうやら8/28に掛けられた様です。
この調子でじわじわ増えていくんでしょうかね。
>タイガース関連で埋め尽くされたアレ
この絵馬掛けなんですが、本日も発見出来なかったので意を決して寺の方にたずねてみた所、「阪神タイガース必勝祈願の絵馬掛けを設置していた」との事でした。
どうやら期間限定だったようです。
あと虎的な絵馬だらけだったのも理由があったのですねw
Re: 続・信貴山
ogggさん、ありがとうございます。
確かに既に優勝球団も決まっているわけで…といいますか、私が行った時点ですでに大勢は決していたわけで(涙)、撤去されていても仕方ないですね。またおそらく、来年の開幕前くらいには設置されると思います>本堂の方
しかし、空鉢堂の方にも出現していましたか、痛絵馬…
劔鎧堂の方は入り口近くでしたが、あの結構な山道を登った先まで絵馬をかけに行くとは、気合の入った人もいるんですねえ…
> 先日はどうも、また参りましたogggと申します。
>
> 本日、また参拝して来ました。
> 前回見忘れていた空鉢堂を見に行ったのですが、そこにある絵馬掛けに東方絵馬がまた一つ。
> どうやら8/28に掛けられた様です。
> この調子でじわじわ増えていくんでしょうかね。
>
> >タイガース関連で埋め尽くされたアレ
> この絵馬掛けなんですが、本日も発見出来なかったので意を決して寺の方にたずねてみた所、「阪神タイガース必勝祈願の絵馬掛けを設置していた」との事でした。
> どうやら期間限定だったようです。
> あと虎的な絵馬だらけだったのも理由があったのですねw
確かに既に優勝球団も決まっているわけで…といいますか、私が行った時点ですでに大勢は決していたわけで(涙)、撤去されていても仕方ないですね。またおそらく、来年の開幕前くらいには設置されると思います>本堂の方
しかし、空鉢堂の方にも出現していましたか、痛絵馬…
劔鎧堂の方は入り口近くでしたが、あの結構な山道を登った先まで絵馬をかけに行くとは、気合の入った人もいるんですねえ…
> 先日はどうも、また参りましたogggと申します。
>
> 本日、また参拝して来ました。
> 前回見忘れていた空鉢堂を見に行ったのですが、そこにある絵馬掛けに東方絵馬がまた一つ。
> どうやら8/28に掛けられた様です。
> この調子でじわじわ増えていくんでしょうかね。
>
> >タイガース関連で埋め尽くされたアレ
> この絵馬掛けなんですが、本日も発見出来なかったので意を決して寺の方にたずねてみた所、「阪神タイガース必勝祈願の絵馬掛けを設置していた」との事でした。
> どうやら期間限定だったようです。
> あと虎的な絵馬だらけだったのも理由があったのですねw
失礼いたします。
6ボスのあの方のお墓はちゃんとありましたよー。
命蓮墓のすぐ左に小さい塚があったと思うのですが
その塚が6ボスでもある尼公さんのお墓です。
関係者の方に聞かないと絶対気が付きませんw
6ボスのあの方のお墓はちゃんとありましたよー。
命蓮墓のすぐ左に小さい塚があったと思うのですが
その塚が6ボスでもある尼公さんのお墓です。
関係者の方に聞かないと絶対気が付きませんw
Re: タイトルなし
> 失礼いたします。
> 6ボスのあの方のお墓はちゃんとありましたよー。
> 命蓮墓のすぐ左に小さい塚があったと思うのですが
> その塚が6ボスでもある尼公さんのお墓です。
>
> 関係者の方に聞かないと絶対気が付きませんw
ありがとうございます。
なるほど、やはりあったんですね。もしかしたらそうかもなーと思いつつ、断定は避けておりました。
しかし、そうなるとあの寺、ほんとダイレクトに「聖地」ですね。これからどうなってしまうのか(絵馬とか的な意味で)怖いような面白いような(笑)。
> 6ボスのあの方のお墓はちゃんとありましたよー。
> 命蓮墓のすぐ左に小さい塚があったと思うのですが
> その塚が6ボスでもある尼公さんのお墓です。
>
> 関係者の方に聞かないと絶対気が付きませんw
ありがとうございます。
なるほど、やはりあったんですね。もしかしたらそうかもなーと思いつつ、断定は避けておりました。
しかし、そうなるとあの寺、ほんとダイレクトに「聖地」ですね。これからどうなってしまうのか(絵馬とか的な意味で)怖いような面白いような(笑)。
墓+α
横から失礼
なるほど、つまりこれらのどれかが尼公さんのお墓だったのですね
ttp://oggg.dip.jp/mirror/byakurenBo.jpg
今度行く時は気をつけて見てきます
おまけ
09/27時点での絵馬状況
ttp://oggg.dip.jp/mirror/THema.jpg
なるほど、つまりこれらのどれかが尼公さんのお墓だったのですね
ttp://oggg.dip.jp/mirror/byakurenBo.jpg
今度行く時は気をつけて見てきます
おまけ
09/27時点での絵馬状況
ttp://oggg.dip.jp/mirror/THema.jpg
>墓+α
そう、こんな感じのがありましたね>お墓
もしとくに所縁のない人の墓だったら撮るのもどうかなあ(超ヘタレ)と思って撮ってなかったのですが、少々後悔(苦笑)。
でもって絵馬、やはり先陣はあのお方ですかw
もしとくに所縁のない人の墓だったら撮るのもどうかなあ(超ヘタレ)と思って撮ってなかったのですが、少々後悔(苦笑)。
でもって絵馬、やはり先陣はあのお方ですかw
尼公さんのお墓は石牌では無く
命連墓の左に円く盛り上がった土の塚があり
その塚が尼公さんのお墓だと聞きました。
自分は信貴山から結構近い住まいなんで、もう何回も
お参りしていますw
命連墓の左に円く盛り上がった土の塚があり
その塚が尼公さんのお墓だと聞きました。
自分は信貴山から結構近い住まいなんで、もう何回も
お参りしていますw
Re: タイトルなし
> 尼公さんのお墓は石牌では無く
> 命連墓の左に円く盛り上がった土の塚があり
> その塚が尼公さんのお墓だと聞きました。
> 自分は信貴山から結構近い住まいなんで、もう何回も
> お参りしていますw
なるほど、それは言われなければわかりませんね。
しかし、何度も巡礼しているというのは凄いです。
私は八月にやっとこ一回はクリアしてとるものもとりあえず、下調べとかほとんどせずに出撃しただけでしたので、もう一度以降の経過を確かめに行きたいところです。あと来年こその某球団の優勝祈願なんかにも(笑)。
> 命連墓の左に円く盛り上がった土の塚があり
> その塚が尼公さんのお墓だと聞きました。
> 自分は信貴山から結構近い住まいなんで、もう何回も
> お参りしていますw
なるほど、それは言われなければわかりませんね。
しかし、何度も巡礼しているというのは凄いです。
私は八月にやっとこ一回はクリアしてとるものもとりあえず、下調べとかほとんどせずに出撃しただけでしたので、もう一度以降の経過を確かめに行きたいところです。あと来年こその某球団の優勝祈願なんかにも(笑)。
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私も本日朝護孫子寺に行って参りました。
京都の南の方から原付で行ったのですごく疲れましたw
ところで質問があるのですが、こちらの記事では本堂の絵馬掛けが紹介されていますが、私が行ったときにはありませんでした。
見落としているかもしれませんので、今度また行くときのために場所をお教え頂けたら幸いです。
PS
劔鎧堂という所の絵馬掛けに一枚だけ東方絵馬ありましたw